2回目(その2)再生可能エネルギーの蓄熱技術

テーマ1-1(省エネ)

地中熱ヒートポンプや太陽熱ソーラーパネルで作られた熱を蓄熱する技術は、存在するが認知されていない。電気は蓄電機器として一般的にい普及しているが、直流から交流へ変換するときのエネルギー損失や充放電のエネルギー損失があることは知られていない。
空調エネルギーに限って言えば、再生可能エネルギーのわが社の蓄熱ロスは、蓄電機器のロスよりも同等かそれ以下で利用できる、耐久性は熱エネルギー蓄熱方法に比べ蓄電機器は格段に劣る。

一方、地中熱の採熱技術も既存技術に比べ、日本国内や海外に比べても性能とコストを基準に評価すれば優れている。このように信じられない技術を実証する研究をNEDO、環境省、国土交通省に申請したが、興味がないのか、理解されなかったか、そんな技術が知られて普及することは既存の業界が困る技術なのか、理解に苦しんでいる。

例えば、地中熱ヒートポンプが現在普及しない課題は
(1)コストが他の空調設備に比べ高い
(2)採熱工事費用と工事期間に、他の技術に比べ高く、長い、耐久性
の課題がある。

現状では海外に比べても普及は進んでいなく、大手空調機器メーカーは魅力のない市場との判断から、地中熱ヒートポンプ業界には参入していない。
私は、再生可能エネルギーの割合を他の石炭、石油、ガス、原子力エネルギーに比べ比率をあげる方法は、空調システムを建築分野を含めトータルで設計を行い、しかも一連の関連する部門をトータルのコミッショニングによって評価しない限り、特に有望でかつ必要な技術として期待されている地中熱ヒートポンプは、補助金頼りの技術に陥る可能性があるのではないかと心配している。

空調に関しては、建築分野を含めトータルで設計、施工、検証、運用指導をコミッショニングしない限り、普及拡大はもとより、業界も育たないと考えている。パーツとしての技術には関心はあるが、トータルの空調技術には関心を示していないのが現状ではなかろうか。
建築主はアセンブルしたときのコスト、性能効果を求めているのに、各メーカーはパーツの効果だけの説明で、アセンブルしたときの効果のごとくの説明は違和感がある。

例えば、自動車であろうが飛行機、船舶はアセンブルした商品でコミッショニングし、評価されている。建物の総合的空調がアセンブルなしの評価を、しかもコミッショニングなしでパーツの評価をメディアを通じ消費者に伝えることは、パーツ取替え目的には有効であっても、省エネを評価するには課題があるのではないか。

私は、低迷している地中熱ヒートポンプ分野も、太陽熱利用分野もトータル設計、トータルのコミッショニングによる評価をすれば、他の空調機器分野とも十分共生し、トータルエネルギーコストとエネルギー削減効果が大きいのではないかと思っている。