10回目 床下浸水被害の現状と当社の防災技術について

 近年多発する大型台風・ゲリラ豪雨による建物被害は、場所を問わず各地で
頻発している。


 
「表-1」は2019年度の主な風水害による建物被害状況である。

【 住宅被害の中で「床下浸水」に注目する。 
  「 床下浸水の補償 」は保険・国・自治体の対象になっていない。 】

 床下浸水になると、浸水や汚泥の掻き出しだけでなく、カビや細菌が繁殖しやすくなるため、洗浄や清掃等も必須となり、その作業は大変な手間となって住人に降りかかってくる

【 床下浸水になった時の措置手順 】
 1.フローリング材や畳などの下地を外し、汚水の状態を確認する
 2.床下の汚泥や水を掻き出す
 3.床下に使われている断熱材で、グラスウール等、水につかると断熱機能を
   失うものについては、取り除き新設する
 4.基礎に損傷や影響がないかを確認する
 5.ベタ基礎コンクリートの場合は、水道水などで洗い流す
 6.縁の下の通気口に送風機などを付けて乾燥を促す
 7.床下を消石灰(強アルカリ性による殺菌作用)で消毒
 8.必要に応じて、調湿剤や消臭剤を配置する
これらを自己責任で行うことになる。

【火災保険】適用内容に注意してください
  火災保険では、台風・暴風雨・豪雨等による被害が補償の対象とされている。
  保険会社により補償内容は若干異なるが、一般的な水害補償範囲は、保険金額の30%
 以上の損害が発生した場合、床上浸水または地盤面から45cmを超えて浸水した場合に
 限られている。
  床下浸水の措置には保険の適用がされない。

【国や自治体による水害の支援制度】
  国の「被災者生活再建支援制度」は、住宅が、全壊・半壊・災害による危険な状態が
 継続し居住不能な状態が長期間継続している場合が対象。
  自治体の「修繕費補助や災害見舞金」も対象となるのは床上浸水となっている。
  以上のように床下浸水は原則、対象外になる。

 ●上記を踏まえ、弊社では床下浸水を防ぐ工法(防災技術)を提供している。

 「図-1」にその概念図を示す。

           図-1 床下浸水防止・床上浸水損害低減住宅概念図